ヘンリー塚本 メス(女)3部作 おばさん おばさんと言うメス
【おばさん・誘惑・五十路/50代/アラフィフ】昭和情緒漂う和室で、年増の女たちが見せる濃厚な情愛と背徳。熟れた肉体と羞恥が絡み合う熟女ドラマAVの傑作、「メス(女)3部作」収録作品を描くAV動画。
人生は三十路から…熟れ頃は四十路から…味わい深さは五十路からだ! おばさんいろいろ色っぽくてスケベな年増の女たちの心に残る傑作集。 【収録話】美人おばさんが再婚しました/美しいおばさんが寺の住職にやられる話し/スケベおばさんの我慢できない夜/やもめ親父の切ない誘惑/おばさんは指名手配男の情婦/嫁と舅ができちまう理由。










薄暗い和室や布団のしわ、障子越しの灯りが滲む映像が、昭和の湿り気を宿す。空気の中には生活の匂いと未練のような温もりが漂い、そこに描かれるのは、日常に埋もれながらも雌としての情をひそかに燃やすおばさんたちの姿。台詞よりも間と沈黙で心情を語るのがヘンリー塚本監督流の演出で、懐かしさと官能が同居する世界観が観る者を引きつける。古き良き昭和の情念が蘇るドラマAVとしての完成度は、もはや文学的ですらある。
登場する女性たちは、三十路を越えて脂の乗った熟成期にある。所帯じみた着物姿や地味なワンピースから覗くうなじ、色香立つ所作には、単なる美しさでは測れない成熟のエロスが匂い立つ。レビューでも「熟女ならではの濃厚さ」「所帯染みが最高」と称され、三浦恵理子をはじめとする女優陣が見せる穏やかな表情と突然の妖しさが決定的な対比を生む。彼女たちは支配される側でありながら、どこか男を包み込む熟女フェチの真髄を体現している。
各話のプレイ描写は静と動の緩急に富み、抱き合うたびに響く吐息や衣擦れの音が生々しい。再婚、お寺での密事、逃亡者との情事…いずれの場面も背徳と欲情が交錯し、腰の痙攣や震える指先が、堪えてきた快楽の解放を訴える。視聴者の多くが「濃密でリアル」「日常の延長にあるエロス」と評しており、卑猥でありながらもどこか人情を感じさせる描写が印象的だ。羞恥と快感が混ざり合う構成は、まさに昭和官能の継承といえる。
名作ポルノレーベルらしい作風として、照明の抑制やアングルの固定により女優の肉体と感情表現を際立たせる点が特徴だ。「メス(女)3部作」の名が示す通り、女性そのものの本能と人生を主題化する挑戦的なシリーズでもある。フェチの要素を露骨に誇張せず、匂いや息遣い、時折見せる羞恥の微表情を丹念に拾い上げる。物語の厚みに官能が溶け込み、単なるエロでは終わらない名作ポルノの世界として心に残る。